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本業では、人と人を繋ぐビジネスをされ、大きく成長されているシャン・クレール様。今回は飲食事業への初めての挑戦と、有名店の継承でもあるため、様々な切り口でのデザインコンセプトを探り、お客様との打合せを重ね、「過去のファンも新しいファンも楽しめるラーメン店」といった、一つのイメージにたどり着きました。
客席レイアウトはオープンなローカウンタースタイルとし、ご年配のお客様にも考慮しました。席の間隔はゆとりを持たせ、女性一人のお客様でも入り易いようクリーンなイメージを演出しています。カウンターには厚み40㎜タモの集成材を使用し、店舗のグレード感を高め、荷物置きもすっきりとした機能的なデザインとしています。
奥に細長い店舗であったため、視覚的に壁面が広がって見えるようにミラーやステンレスをポイントで採用しています。また、お客様のこだわりで、お手洗いスペースもすっきりとした空間としています。
厨房機能に関しては、FC本部の方も交え1センチ単位の詳細設計を何度も行い、動線や厨房器具のレイアウトを決めていきました。居抜きの厨房を活用しているため、床表面をFRP防水を塗布することで防水対策を万全に行っています。また、ガスの容量に限度があったため、IHのスープレンジを設置しました。
外装に関しては、山手通り沿いの視認性の高い立地でしたので、赤色のバックチャンネルを採用し、同社の新しい「香月」の印象に残る顔としました。
