明治33年に呉服商として創業された「京都の老舗レンタル衣裳店」の設計施工を担当しました。既存店や他の店舗を拝見した上でお客様のご要望を伺い、機能的な部分は抑えながらプランを進めました。ホテル内の店舗だったのでそれにふさわしくなるようなイメージを広げました。
入口は清潔な白地のれんと適度な目隠し格子を間接照明の柔らかな光で照らし、老舗感とカジュアル感を表現した「入りやすい顔作り」としました。また店奥にはお客様が衣裳を着て撮影できるフォトスタジオがあり、3つのシーンが撮影できます。
アンティークエリアは古レンガ風の壁紙を貼り、建具はエイジング塗装しました。造花やアンティーク調の家具なども配置し素敵なアンティーク空間に仕上がりました。家具や造花はお客様自らアンティークショップなどで購入したものです。
結果として来店されたお客様が気軽に振袖や袴や着物を着て色々なシーンで撮影可能な「フォトスタジオ兼レンタル衣裳店」になりました。